環境保全活動総括
SMKは、2045年度のカーボンニュートラル実現を目指し、Scope1、2を対象とした中長期目標を設定しています。
今後の事業成長においてもCO2排出量を確実に削減するために、2024年度より管理指標を従来の「原単位」から「排出量」へ変更しました。
中期目標
2030年度 CO2排出量:40%削減(2020年度比)
長期目標
2045年度 カーボンニュートラル実現
加えて、電機・電子業界「カーボンニュートラル行動計画」に準じ、エネルギー原単位改善率年平均1%以上を目標に、生産プロセスにおけるエネルギー効率の改善にも取り組んでいます。
主な施策
● 省エネルギー設備への更新
● 太陽光発電設備の拡充
● 証書・カーボンクレジットの購入検討
2023年度の進捗状況
CO2排出量:40%削減(2020年度比)
中期目標達成に向けて、順調に進捗しています。
2023年度環境保全活動総括
(自己評価:○目標達成 △目標未達成 (前年度より改善) ×目標未達成)
|
*1:エネルギー消費生産高原単位=エネルギー消費量/生産高
*2:CO2生産高原単位 = CO2排出量/生産高
*3:廃棄物生産高原単位=廃棄物排出量/生産高
省エネルギー・省資源への取り組み
地球温暖化防止を重要な経営課題としてエネルギー効率の改善を図っています。
また、廃棄物量の抑制やゼロエミッション化(廃棄物埋立処分量ゼロ)に取り組み、
資源の有効活用を目指します。
省エネルギーへの取り組み
<エネルギー消費量>
- 単位発熱量(燃料)換算係数:
- ・環境省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく係数を使用。
<CO2 排出量>
- CO2換算係数:
- ・国内の購入電力: 電気事業低炭素社会協議会公表の換算係数を使用。
- ・海外の購入電力: IEA Emisson Factor 2021の換算係数を使用。
- ・燃料: 環境省「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づく係数を使用。
- ・CO2換算係数の更新により、過去年度の実績を修正しています。
<再生可能エネルギーの導入>
2023年度は海外生産拠点への太陽光発電設備導入を推進しました。
現在、国内2拠点、海外3拠点で太陽光発電による電力を使用しています。
また、2024年5月からは中国工場で太陽光発電電力の購入を開始しました。
SMKフィリピン | SMKマレーシア | SMKメキシコ |
省資源への取り組み
<廃棄物排出量>
<埋立処分量とリサイクル率>
- 対象期間:2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)
- 集計範囲:SMK株式会社(国内7拠点)および連結子会社(国内3拠点、海外16拠点)
SMK Eco商品
2012年度からSMK Eco商品の社内基準を設けています。
Eco商品は、お客様製品の最終市場で区分する「環境貢献製品」と、環境配慮設計レベルを評価した「環境配慮設計製品」で構成されます。
|
Eco商品売上比率
*Eco商品=環境貢献製品+環境配慮設計製品
両方に適合する商品は、重複しないようにカウント